個人事業主の会計ソフト比較|freee・MF・弥生

個人事業主向けの会計ソフト3社を比較する記事のアイキャッチ画像

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【広告について】本記事には、当サイトが広告収益を得るリンク(アフィリエイト広告)が含まれる場合があります。掲載している料金・プラン内容は各社の公式サイトで確認した情報であり、広告の有無によって評価や順位を変えることはありません。

開業届を出した直後に必ずぶつかるのが、会計ソフト選びです。freee会計、マネーフォワード クラウド確定申告、やよいの青色申告 オンライン。どれも「初心者でも簡単」と書いてあり、比べるほど分からなくなります。この記事では、3社の個人事業主向けプランの料金を公式サイトで確認したうえで、1年ではなく3年で見た総額、簿記の知識レベル別の向き不向き、そして「向かない人」を同じ粒度で整理します。結論から書くと、初年度の費用だけで選ぶと3年目で逆転します。順位を先に示すのではなく、判断の軸から順に見ていきます。

目次

この記事の評価軸を先に示します

比較記事は、何を基準に評価したかを先に示さないと意味がありません。この記事の基準は次の4つです。

  1. 3年で見た費用(初年度だけでなく、継続したときの総額)
  2. 必要な簿記の知識レベル(仕訳を意識せずに使えるか、勘定科目を自分で選ぶか)
  3. プランの分かれ方(どの機能で上位プランに上がる必要が出るか)
  4. 向かない人がはっきりしているか

この記事の位置づけ

本記事は、各社の公式サイトに掲載されている料金・プラン内容にもとづく比較です。編集部が3社すべてを実際に運用して比較したものではないため、操作感や処理速度についての体験にもとづく評価は行いません。料金は2026年9月6日に公式サイトで確認した時点のもので、変更される場合があります。

3社の料金(個人事業主向け・税抜)

freee会計

プラン年払月払
スターター11,760円/年1,780円/月
スタンダード23,760円/年2,980円/月
プレミアム39,800円/年年払のみ

年払と月払の差が大きいのが特徴です。スターターの場合、月払を12か月続けると21,360円になり、年払の11,760円とは9,600円の開きが出ます。1年以上使う見込みがあるなら年払を選ぶ設計になっています。最新の料金は freee会計の公式サイト で確認できます。

マネーフォワード クラウド確定申告

プラン年払月払
パーソナルミニ10,800円/年(月あたり900円)1,280円/月
パーソナル15,360円/年(月あたり1,280円)1,680円/月
パーソナルプラス35,760円/年(月あたり2,980円)年払のみ

3社のなかで、最も低い価格帯のプランから始められます。無料トライアルは1か月です。最新の料金は マネーフォワード クラウド確定申告の公式サイト で確認できます。

やよいの青色申告 オンライン

プラン初年度次年度以降
セルフプラン無料11,800円/年
ベーシックプラン無料22,800円/年
トータルプラン19,800円(半額)39,600円/年

初年度無料が最大の特徴です。ただし条件があります。キャンペーンの対象は2027年3月15日(月)申込分まで、申込時に口座振替またはクレジットカードの登録が必要で、1事業者につき1回限りとされています。最新の条件は 弥生の公式サイト で確認してください。

3年で見ると順位が入れ替わる

初年度の金額だけを見ると弥生が圧倒的ですが、3年使うと様子が変わります。各社の年払プランを3年継続した場合の総額です(すべて税抜)。

価格帯freee会計マネーフォワードやよいの青色申告 オンライン
入門スターター 35,280円パーソナルミニ 32,400円セルフ 23,600円(初年度0+11,800×2)
標準スタンダード 71,280円パーソナル 46,080円ベーシック 45,600円(初年度0+22,800×2)
上位プレミアム 119,400円パーソナルプラス 107,280円トータル 99,000円(19,800+39,600×2)

入門クラスの3年総額は、やよい23,600円、マネーフォワード32,400円、freee35,280円の順です。差は最大で11,680円。3年で1万円強の違いをどう見るかは、事業の規模によって変わります。売上が数百万円の規模なら、この差より「毎年の入力にかかる時間」のほうが大きな金額になることもあります。

逆に、標準クラスではマネーフォワードとやよいがほぼ並び、freeeが25,000円ほど高くなります。この差はプランに含まれる機能の違いによるものなので、単純に「高い」と判断せず、自分に必要な機能がどのプランに入っているかを公式サイトで確認してください。

会計ソフト3社の3年累計費用の積み上げ棒グラフ。やよいセルフ23,600円、マネーフォワードミニ32,400円、freeeスターター35,280円

簿記の知識レベルで向き不向きが変わる

会計ソフトの操作は、大きく2つの思想に分かれます。ひとつは「簿記を知らなくても質問に答えれば記帳できる」方向、もうひとつは「帳簿の形をそのまま画面にして、必要なら仕訳を直接触れる」方向です。どちらが優れているかではなく、使う人の知識レベルに合うかどうかの問題です。

あなたの状況相性がよい方向理由
簿記を学んだことがない質問に答える形で進むタイプ勘定科目を自分で決めなくてよい
簿記3級を学習中・取得済みどちらでも使える仕訳の意味が分かるため、提案された処理を検証できる
簿記2級以上/経理経験あり帳簿の形に近いタイプ自分で仕訳を切ったほうが速い場面が多い
将来は税理士に依頼する予定税理士側で使い慣れているものデータの受け渡しがスムーズになる

意外に見落とされがちなのが最後の行です。将来的に顧問税理士を頼む予定があるなら、依頼先が対応しているソフトを先に確認しておくと、あとで移行する手間がなくなります。なお、簿記3級の知識があるとソフトの提案が正しいかを自分で判断できるようになります。学習を検討している場合は簿記3級の独学 勉強時間とスケジュールの記事を参考にしてください。

それぞれ「向かない人」

メリットだけを並べても選べません。公式に公開されている料金体系とプラン構成から読み取れる範囲で、向かない条件を挙げます。

サービス向かない人
freee会計費用を最優先する人(3年総額が3社で最も高くなる価格帯がある)/すでに簿記の知識があり、仕訳を直接入力するほうが速い人
マネーフォワード クラウド確定申告初年度の支出をゼロに抑えたい人(初年度無料の設定がない)/プラン間の機能差を確認せずに最安プランを選びたい人
やよいの青色申告 オンラインキャンペーン期間(2027年3月15日申込分まで)を過ぎてから始める人/申込時に口座振替やクレジットカードの登録をしたくない人/すでに同一事業者で1回利用している人

想定ケース(解説のための設定です。実在の人物ではありません)

Iさんは開業初年度、初年度無料を理由にソフトを選びました。2年目に請求書の発行機能が必要になり、上位プランへ変更したところ、年額が当初想定の3倍以上になりました。初年度の金額ではなく「2年目に自分がどの機能を使っているか」を先に考えていれば、選び方は変わっていたかもしれません。無料期間は判断材料のひとつであって、判断の基準そのものではありません。

用途別の判断表

あなたの状況検討の優先順位理由
今年開業し、費用を最小にしたい初年度無料のあるサービスから確認初年度0円で始められ、合わなければ翌年に乗り換えられる
3年以上同じソフトを使う見込み3年総額の表で比較初年度の差より、2年目以降の年額の差が大きい
簿記の知識がまったくない質問に答える形で記帳できるものを優先勘定科目の判断を自分でしなくてよい
すでに簿記2級レベルの知識がある入力の自由度が高いものを優先自分で仕訳を切るほうが速い
将来、税理士に依頼する予定依頼予定先の対応ソフトを先に確認データ移行の手間を避けられる
売上が伸びて法人化する可能性がある法人向けプランへの移行方法を先に確認個人向けから法人向けへの移行条件は各社で異なる
Windowsのパソコン1台で、ネット環境に左右されずに使いたいインストール型(やよいの青色申告 26/みんなの青色申告)も比べる2年目以降の保守料を含めた3年総額で比べる(よくある質問を参照)
会計ソフトを選ぶ3ステップ。価格帯を決め、簿記の知識レベルで方向を決め、2年目に使う機能を確認する図

契約前に公式サイトで必ず確認する4点

  • プランに含まれる機能:請求書発行、消費税申告、レポート機能などがどのプランからかを確認する
  • 制度対応の状況:インボイス制度や電子帳簿保存法への対応内容は各社の公式ページで確認する(対応内容は更新されるため、この記事では断定しません)
  • サポートの範囲:メール・チャット・電話のどれが使えるか、上位プラン限定か
  • 解約と値上げの条件:年払の途中解約、次年度の自動更新、キャンペーン終了後の金額

とくに2つ目は重要です。制度対応は各社が随時アップデートしており、第三者のまとめ記事の情報は古くなっている可能性があります。契約直前に公式ページで確認してください。

まとめ

  • 3年総額(入門クラス・税抜)は、やよい23,600円/マネーフォワード32,400円/freee35,280円
  • 初年度無料は強力だが、対象は2027年3月15日申込分まで・1事業者1回限りという条件がある
  • 簿記の知識がない人と、2級レベルの知識がある人では、相性のよい設計が逆になる
  • 「2年目に自分がどの機能を使っているか」を先に考えると、プラン選びを誤りにくい
  • 制度対応・サポート範囲・解約条件は、契約直前に公式サイトで確認する

次の一歩は、3年総額の表を見て「入門・標準・上位」のどの価格帯で考えるかを先に決めることです。価格帯が決まれば、比べる対象は3つに絞られます。

次に読む

ソフトの提案を自分で検証できるようになる → 簿記3級の独学 勉強時間とスケジュール

仕訳の基本を確認する → 簿記3級の仕訳問題20問(解説つき)

必要な簿記の知識を知る → 会計ソフトに簿記の知識はどこまで要るか

申告までの流れを見る → 個人事業主の確定申告の手順

会計ソフトの記事をまとめて読む → 会計ソフト比較カテゴリ

動画で学ぶ|会計ソフトの前に簿記のしくみ

よくある質問

個人事業主にいちばん安い会計ソフトはどれですか?

3年総額(入門クラス・税抜)で比べると、やよいの青色申告 オンライン セルフプランが23,600円で最も低くなります(初年度無料+11,800円×2年)。次いでマネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニが32,400円、freee会計 スターターが35,280円です。ただし初年度無料はキャンペーン条件があり、2027年3月15日申込分までとされています。

簿記の知識がなくても会計ソフトは使えますか?

使えます。取引の内容を質問形式で入力すると仕訳が自動で作られる設計のサービスがあり、勘定科目を自分で選ばずに記帳できます。ただし、決算書の数字が正しいかどうかを判断するには最低限の簿記の知識が必要です。簿記3級レベルの知識があると、ソフトが作った仕訳を検証できるようになります。

年払と月払はどちらを選ぶべきですか?

1年以上使う見込みがあるなら年払が有利です。たとえばfreee会計のスターターは、月払1,780円を12か月続けると21,360円ですが、年払は11,760円です(いずれも税抜)。一方、事業を続けるかどうかがまだ分からない段階では、月払で様子を見るという選択もあります。

途中で別のソフトに乗り換えられますか?

技術的には可能ですが、過去データの移行方法と手間は各社で異なります。年の途中で乗り換えると、期首からのデータを入れ直す必要が生じる場合もあります。乗り換えを検討する場合は、移行手順と対応しているデータ形式を、乗り換え先の公式サイトで先に確認してください。

この記事の料金はいつ時点のものですか?

2026年9月6日に各社の公式サイトで確認した時点の金額で、すべて税抜表示です。料金・プラン構成・キャンペーン条件は変更されることがあるため、契約前に必ず各社の公式サイトでご確認ください。

パソコンにインストールする会計ソフト(弥生・ソリマチ)はどうですか?

Windowsのパソコン1台で記帳から申告まで完結させたい人には選択肢になります。個人事業主向けの代表は、弥生の「やよいの青色申告 26」とソリマチの「みんなの青色申告」です。どちらもe-Taxでの電子申告に対応し、30日間の無料体験版があります。Macでは原則として動きません。

申告書の様式は毎年変わるため、インストール型も2年目以降は保守サポート(最新版の提供など)の費用がかかります。3年総額(税抜)で比べると、みんなの青色申告は23,800円(本体9,800円+保守7,000円×2年)、やよいの青色申告 26 のセルフプラン付きは38,600円(初年度優待価格14,000円+保守12,300円×2年)です。この記事のクラウド3社と並べると、みんなの青色申告はやよいの青色申告 オンラインのセルフプラン(23,600円)とほぼ同じ水準です。

スマホや外出先から入力したい、複数のパソコンで使いたいならクラウド版、ネット環境に左右されず1台で使いたいならインストール型が向いています。最新の価格と条件はやよいの青色申告 26 の公式サイトとみんなの青色申告の公式サイトで確認できます。パッケージ版・ダウンロード版はAmazon(やよいの青色申告 26/みんなの青色申告)でも販売されています。価格は2026年10月3日に各社公式サイトで確認したもので、やよいの青色申告 26 の初年度価格は公式オンラインストアの優待価格(2026年9月1日現在、1事業者1回まで)です。

執筆:ぼきの森学校 編集部 監修:公認会計士・税理士

情報確認日:2026年9月6日(料金・プラン内容・キャンペーン条件は各社の公式サイトで最新情報をご確認ください)

※本記事は各社の公式サイトに掲載された情報にもとづく比較であり、編集部が全サービスを実運用して比較したものではありません。税務・法令に関する記述は一般的な解説であり、個別の判断は税理士等の専門家にご相談ください。

内容の誤りにお気づきの際は お問い合わせフォーム からお知らせください。運営者情報・監修体制 もあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

ぼきの森学校の編集部です。日商簿記(初級・3級・2級)と原価計算初級の講義動画・解説記事・仕訳トレーニングを制作しています。記事は公認会計士・税理士が監修し、日本商工会議所の出題区分表や公表資料などの一次情報を確認したうえで公開しています。内容の誤りはお問い合わせフォームからお知らせください。

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