「簿記3級を受けよう」と決めて最初に詰まるのが試験日です。年3回の統一試験と、会場ごとに日程が違うネット試験があり、申込みの窓口も別。調べるうちに手が止まる人は少なくありません。結論を先に書きます。次の統一試験は2026年11月15日(日)の第174回、その次が2027年2月28日(日)の第175回です。ネット試験は各会場が独自に日程を決める随時試験で、年に4回ある休止期間を避ければ、ほぼいつでも受けられます。日程・受験料・申込方式・当日の持ち物までを、公表内容にもとづいて一本にまとめます。
この記事の内容を動画で解説しています(簿記3級 #00・5:26)
5:26【簿記3級 #00】試験の概要と最短ルート|60分の配点と解く順番試験は60分。第1問 仕訳15題45点/第2問20点/第3問35点、70点で合格 / 解く順番は 第1問 → 第3問 → 第2問。配点の大きい順に取り切る▶ YouTubeで見る次の統一試験(ペーパー試験)はいつか
統一試験は、全国一斉に同じ日・同じ問題で行われる方式です。3級は年3回実施されます。日本商工会議所が公表している2026年度の日程は次のとおりです。
| 回 | 試験日 | 実施級 |
|---|---|---|
| 第174回 | 2026年11月15日(日) | 1級・2級・3級 |
| 第175回 | 2027年2月28日(日) | 2級・3級 |
1級が実施されるのは年2回で、そのうちの1回が第174回です。3級と2級は年3回のすべてで実施されます。試験日は日曜日に設定されており、時間帯は受験地の商工会議所が案内します。
ポイント
統一試験は申込期間が試験日よりかなり前に締め切られ、期間も窓口も商工会議所ごとに異なります。「試験日を知る」と「申込期間を知る」は別作業だと考えて、受験地の商工会議所の案内を必ず確認してください。
ネット試験は「随時」。ただし年4回の休止期間がある
ネット試験(CBT方式)について、日本商工会議所は「各ネット試験会場が試験実施日を独自に設定する『随時試験』」と説明しています。つまり全国共通の試験日はなく、会場のカレンダーに空きがあればその日が試験日になります。平日の午前でも、土曜の夕方でも構いません。
ただし、全国一律で試験が行われない期間が年に4回あります。統一試験の前後などに設けられている休止期間です。
| 休止期間 | 重なりやすい予定 |
|---|---|
| 4月1日〜4月13日 | 年度切り替え |
| 6月8日〜6月17日 | 6月の統一試験の前後 |
| 11月9日〜11月18日 | 11月の統一試験の前後 |
| 2月22日〜3月3日 | 2月の統一試験の前後 |
この4期間は、狙って避けるというより「知らずに予約しようとして空きが出ない」ことで気づく人が多い日程です。学習の仕上がりが11月上旬になりそうなら、11月9日以降は動かせないと分かった時点で、11月8日までに受けるか、11月19日以降に回すかを先に決めておくと迷いません。

統一試験とネット試験の違いを表で整理する
| 項目 | 統一試験(ペーパー) | ネット試験(CBT) |
|---|---|---|
| 試験日 | 年3回の日曜(第174回=2026年11月15日ほか) | 随時(会場が独自に設定) |
| 申込先 | 受験地の商工会議所 | インターネット申込方式または会場問い合わせ方式 |
| 解答方法 | 問題用紙・答案用紙に記入 | 画面上で選択・入力 |
| 試験時間(3級) | 60分 | 60分 |
| 合格基準 | 70%以上 | 70%以上 |
| 結果 | 後日発表 | 試験終了後すぐに判定 |
| 直近の合格率 | 33.8%(第173回・2026年6月14日) | 40.8%(2025年4月〜2026年3月) |
試験時間も合格基準も同じで、出題範囲も共通です。大きく違うのは「日程を選べるか」と「結果がいつ分かるか」の2点です。ネット試験は終了直後に合否が分かるため、不合格でもその場で次の受験計画に切り替えられます。
受験料と、実際に支払う金額
3級の受験料は3,300円(税込)です。ここに、申込方式によって事務手数料が加わります。
| 方式 | 受験料 | 事務手数料 | 合計の目安 |
|---|---|---|---|
| ネット試験(インターネット申込方式) | 3,300円 | 550円 | 3,850円 |
| ネット試験(会場問い合わせ方式) | 3,300円 | 会場により異なる | 3,300円〜 |
| 統一試験 | 3,300円 | 商工会議所により異なる | 3,300円〜 |
金額はいずれも税込です。参考までに、ほかの級の受験料は2級が5,500円、1級が8,800円、簿記初級と原価計算初級がそれぞれ2,200円(いずれも税込)です。
想定ケース(解説のための設定です。実在の人物ではありません)
Bさんは10月末に模擬試験で安定して70%を超えたので、「11月中に受けよう」と考えました。ところが会場のカレンダーを開くと、11月9日から18日まで予約できません。11月8日までの枠は残り2日分。ここで慌てて申し込むか、11月19日まで待つかの判断を迫られます。休止期間を先に知っていれば、10月の時点で「11月8日までに受ける」と決めて予約できました。日程を先に押さえるだけで、この種の焦りは避けられます。
申込みの手順(ネット試験は2方式ある)
インターネット申込方式
専用の申込サイトから、会場と日時を自分で選んで予約する方式です。全国140を超える会場が対応しています。画面上で空き枠を見ながら決められるため、いちばん手間がかかりません。事務手数料は550円(税込)です。
- 申込サイトでアカウントを作る(氏名・生年月日は本人確認書類と一致させる)
- 級・会場・日時を選ぶ
- 受験料と事務手数料を支払う
- 予約内容の案内を保存しておく
会場問い合わせ方式
受験したい会場へ直接連絡して申し込む方式です。全国120を超える会場が対応しています。申込方法は会場ごとに異なり、窓口・電話・インターネットなど、日本商工会議所も「各ネット試験会場により異なります」と案内しています。近所の会場がこの方式のみに対応している場合は、まず会場へ連絡するところから始まります。
統一試験の申込み
統一試験は、受験を希望する地区の商工会議所へ申し込みます。申込期間・申込方法・受験料以外の手数料は商工会議所ごとに異なるため、「日商簿記 ◯◯商工会議所」で検索し、その年度の案内を確認するのが確実です。締切が試験日のかなり前に設定されていることが多く、試験日だけを見ていると間に合いません。
いつ申し込めば最短で受けられるか
「できるだけ早く合格実績が欲しい」という場合、最短ルートはネット試験のインターネット申込方式です。会場に空きがあれば、申し込んだ数日後に受験できることもあります。ただし、学習が仕上がっていない状態で受けても意味がありません。次の順番で決めるのが現実的です。

学習全体の組み立て方は、簿記3級の独学に必要な勉強時間と3か月スケジュールの記事で3パターンに整理しています。受験日から逆算して計画を作るなら、先にそちらを読むほうがスムーズです。
当日の持ち物と注意点
本人確認書類
ネット試験について、日本商工会議所は「必ず身分証明書(氏名、生年月日、顔写真のいずれも確認できるもの)を携帯してください」と案内しています。3つの情報のうちひとつでも欠けているものは使えません。学生証などで顔写真がない場合は、事前に別の書類を用意しておく必要があります。
電卓
ネット試験の案内には「電卓の機能については、計算機能(四則演算)のみのものに限ります」と明記されています。関数電卓やプログラム機能つきの電卓は対象外です。試験当日に使えない電卓を持っていくと、実力とは無関係のところで失点します。普段の練習からルールに合う電卓を使ってください。打ち方そのものは簿記の電卓の使い方の記事で手順化しています。
申込内容と本人確認書類の氏名を一致させる
申込時の氏名表記と、当日提示する書類の氏名が食い違うと、確認に時間がかかります。旧姓・新姓の切り替え時期や、外字を含む氏名の場合はとくに注意してください。
まとめ
- 統一試験は第174回が2026年11月15日(日)、第175回が2027年2月28日(日)
- ネット試験は各会場が日程を設定する随時試験。年4回の休止期間だけ受けられない
- 3級の受験料は3,300円(税込)。インターネット申込方式は事務手数料550円が加わる
- 申込方式はインターネット申込方式(140超会場)と会場問い合わせ方式(120超会場)
- 当日は氏名・生年月日・顔写真がすべて確認できる身分証明書と、四則演算のみの電卓を持参する
次の一歩は、カレンダーを開いて「受験予定日」に印をつけることです。日付が決まると、そこから逆算した1週間の学習量が自動的に決まります。
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2027年4月1日以降の3級は、大問ごとの配点が変わります。受験時期ごとの準備は簿記3級の配点変更(2027年4月から)で確認できます。
ネット試験の予約から当日の持ち物・結果の受け取りまでは、簿記のネット試験の受け方で手順ごとに解説しています。
よくある質問
簿記3級の次の試験日はいつですか?
統一試験は第174回が2026年11月15日(日)、第175回が2027年2月28日(日)です。ネット試験は各会場が独自に日程を設定する随時試験のため、会場の予約状況によっては数日先に受験することもできます。ただし4月1日〜13日、6月8日〜17日、11月9日〜18日、2月22日〜3月3日は全国的に実施されません。
統一試験とネット試験のどちらを受けるべきですか?
日程が先に決まっているほうが集中できる人は統一試験、仕上がりを見てから受験日を決めたい人はネット試験が向いています。出題範囲・試験時間(60分)・合格基準(70%以上)は同じです。ネット試験は終了後すぐに合否が分かるため、次の予定を立てやすいという利点もあります。
受験料はいくらですか。ほかに費用はかかりますか?
3級の受験料は3,300円(税込)です。ネット試験をインターネット申込方式で申し込む場合は、事務手数料550円(税込)が加わり、合計3,850円になります。会場問い合わせ方式や統一試験の手数料は、会場・商工会議所ごとに異なります。
試験に持っていける電卓に条件はありますか?
ネット試験の案内では「電卓の機能については、計算機能(四則演算)のみのものに限ります」とされています。関数電卓やプログラム機能つきのものは使えません。統一試験を受ける場合の取扱いは受験地の商工会議所の案内に従ってください。
申込みはいつまでにすればよいですか?
ネット試験は会場のカレンダーに空きがあれば直前でも申し込めますが、人気の時間帯は早く埋まります。統一試験は申込期間が試験日よりかなり前に設定されており、期間も方法も商工会議所ごとに違います。受験地の商工会議所の案内を、試験日を決めた時点ですぐ確認してください。
執筆:ぼきの森学校 編集部 監修:公認会計士・税理士
情報確認日:2026年9月6日(試験日程・受験料・手数料等は 日本商工会議所の公式サイト で最新情報をご確認ください)
「日商簿記」は日本商工会議所および各地商工会議所が実施する検定試験の名称です。本サイトは同会議所が認定・公認する教材ではありません。
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